「効果のあるエンジニアの離職対策」経営者・管理者向け

流出するエンジニアの対策

先日取り上げてみたシステムエンジニア・プログラマーの引き抜きとトラブルのお話の件。IT業界の中でもまあまあ聞くお話ですし、私身の回りでもそんな話があったりトラブったりしています。IT営業マンである私としては困るパターンが大半ですが…。
エンジニアとしては引き抜き、ヘッドハンティングでお誘いを受ける事自体はありがたい事ですので良い事の方が多かったりします。
ただ経営者や営業担当の立場からしたらなかなか困った話です。自分のところのエンジニアを持っていかれちゃったら…って話ですからね。そもそもエンジニアからは他の会社から声が掛かりましたなんて話はあんまり言わない事の方が多かったりします。

前の記事でも記載した通り、引き抜きやヘッドハンティング自体には違法性も無く、転職については本人の意思であれば自由です。じゃあ元々そのエンジニアを抱えていた所属企業としては指を咥えていることしかできないのか?どんな理由であれば社員・エンジニアが辞めていく事を防ぐ方法はないのか?
もちろんそんな事はありません。具体的に何をどうすればいいのかって事を挙げてみました。経営者やマネージャー向けの内容になります。

エンジニア・社員の離職方法

待遇改善(昇給など)

エンジニアさんが会社に対して一番に挙げるのは、やっぱり給与の待遇です。と言っても会社としてはぽんぽんエンジニア社員さんに給与を払えばいいのかってものでもないです。会社として給与の支払いが負担となって会社が倒産してしまっては元も子もありません。実際社員が離れないようにと待遇を良くするが故に、結果として慢性的な経営赤字を出してしまい倒産寸前になって社長は逃げちゃうという悲惨な会社も知っています。その為にあくまで適正さを保ちつつ、社員が出来る限り満足のする待遇を与える言が必要です。
待遇改善をただ図るだけでなく、会社の経営状況を可能な限り社員一人一人に詳しく説明して、状況を理解してもらい、その上で給与の改善を行う。簡単に言葉だけにするとこれだけかもしれませんが、これが本当に難しい事なんですけどね。

中小企業の下請けITエンジニアの平均給与・年収を調べてみたって記事で中小IT企業向けの年齢別平均年収給与を挙げてますので参考にどうぞー。

社員同士の交流を図り帰属意識を高める

IT中小企業は大半が基本的に顧客先への出向、常駐を行っています。そういった会社に限って言えばやはり社員同士の交流がどうしても乏しくなります。同じ現場にエンジニア社員が集まっているなら良いですが、そうじゃないエンジニア社員さんもいらっしゃるかと思います。エンジニアにとっては仕事の後とかで大変かもしれませんが、帰社日を設けて現場を定時上がりをさせてもらい、その日は軽くみんなで飲みに行ったり、社内イベントや社内旅行などもその一環ですね。ただそれで社員同士の交流が出来、会社としての意識も高まるように促す事が出来れば大成功です。これをやらないとただただ社員として顧客先へ出向して、給与だけ貰っているというだけになってしまい、どこの会社の所属なのだかもよく分からなくなります。その状態が続けばその会社にいる意義がなんなのかって話になっちゃいますからね。当然のごとく離職率も高まります。

エンジニアの目標を作る、キャリアパスを管理する

ITエンジニアを職業としていく以上は技術力の向上は欠かせません。勉強しないで技術も磨かないで、経験も増えていかない事には給与も上がりません。ただそれをエンジニア社員さん本人の意欲だけに任せていたらなかなか進捗も現れません。だって仕事の為だーと思ったらなんか勉強する意欲も下がっちゃいますし、疲れて帰ってきて勉強か…ってなりますしね。
なので体力や時間的な無理は禁物ですが、会社としてもエンジニア社員さんが今後どうなっていきたいのか、どんなエンジニアになりたいのかを聞き出して、それを実現する為にサポートをしてあげる事が大切です。一人一人それを考えて想い描いてみましょう。まずはそこからですが、目標が決まればゴールを目指して努力をするだけです。

エンジニアの育成協力

上記に併せて勉強会を開くなど技術的な教育サポートも重要です。強制参加とかになっちゃうとなかなか重たくなってしまいますし、そもそも意欲も無く参加しても身にはならないと思います。その辺のさじ加減は会社ごとのカラーかとは思いますが、そういった取り組みも離職防止に役立つのではないかと思います。

とってもシンプルで効果の高い離職防止方法

上記で挙げた対策案というのは会社の体制として行う取り組みとしての内容です。こういった取り組みや対策がなければやはり社員の流出は起こりえます。それではこれらの取り組みを行えば流出は防げるのか?もちろんそんなことはありません。そもそも絶対はないので社員の退職がゼロになるという事は期待できませんが、減らす事はできます。そしてこれらに加えて必ず必要になる事が1つだけあります。

そのエンジニアや社員を管理する責任者と本人のコミュニケーションです。

その本人と普段から触れ合う機会がなければ本人の気持ちの変化も見つけられません。不安も気が付いてあげられません。健康状態が悪くなってくる事にも気が付けません。モチベーションを高めてあげる事も出来ません。 上記の対策自体に不満を持つ社員だっているかもしれません。
責任者の立場となれば様々な業務をこなしていかなければなりません。なので社員一人一人と触れ合っていく事はなかなか難しい事です。でも出来ないのであれば離職を防ぐ事は難しくなります。エンジニアはどんな環境であれ、様々な不安や不満も抱えながら仕事にぶつかっていっています。そのケアをする事は必ず欠かせません。

これらで挙がった事はあなたの周りで行われていますでしょうか。実際に必要かどうか、出来るのかどうかなどのハードルもあります。ただ手の付けられるところは行っておくに越したことは無いかもしれませんね。重要なポストの社員が退職してしまい、大きな穴が空いてからでは遅いですよ。

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